試される大地… 2017/4 フィンランド・ヘルシンキ、エストニア・タリン(後編)
というわけで続きです。
これなんだと思います?
礼拝堂なんですよ。特定の宗教のためでなく、誰でも祈りをささげることのできる場。
繁華街のど真ん中にあるんだけど、なかは静寂。広すぎず、木のいい香りがして、心が落ち着く空間でした。フィンランドでは木を大事にしているんだなというのがどこへ行っても感じられて、それが気に入りました。日本人と相性がよさそう。
ヘルシンキはそんなに広い街ではないので、ほとんど歩いて回ることができました。イースターの影響でお店の開いている時間が限られていたのが残念だったけど、かわいい雑貨を置いているブランドをみつけてしまって、わたしにしてはめずらしく飲食以外にもお金を使いました。これが北欧デザインの魅力か…と思い知らされました。雑貨も家具も見たものすべて欲しくなった。
そう、今年はフィンランド独立100周年なんですって。ヘルシンキ市立美術館でそれにまつわる展示をしていると行きの飛行機で知ったので、行ってみました。これがその美術館なんですけど、入ったらポップコーンくさくてなんだこれと思ったら下のフロアは映画館だったみたい。
フィンランドのモダンデザインに関する展示で、マリメッコにアアルトにトーベ・ヤンソンにと盛りだくさんでした。これが見られたのは大きかった。なかなかいいタイミングで来たんじゃないかと。(写真載せて大丈夫なのかわからないけど1枚だけ)
そして中日に日帰りでエストニアの首都タリンへ行ってきました。
ヘルシンキからフェリーで2時間くらい。地元のひとはお酒を買いにタリンへ行くときいていたんだけど(安く買えるので)、フェリーのなかにもお店がしっかり入ってるし確かに帰りのフェリーではみんなお酒のケースを持ってました。
早朝の便で行ったので船内では寝ました。あ、ヘルシンキ市内もタリンもwifi環境がかなり整っていて助かりました。イタリアだと大きい駅でも全然wifi使えなかったりするので、こういうフェリーの中でも、街のふつうのレストランでも、ちゃんと使えるwifiが飛んでるのに感動しました。イタリアがそうなる日は…来ないか…
しかし着いたらこれです。ヘルシンキから南下したのにタリンのほうが寒かった。ずっとマフラー巻いて上着のフードかぶって行動しました。
あまりにも寒かったので、少し歩いては適当なお土産屋さんに入って暖をとる、という作戦をとりました。ここ行ってあそこ行って…と考えていたようには動けなかった。以下、執念で撮った写真をみてください。
港から旧市街までは歩いていけます。街並みはこんな感じ
聖オラフ教会からの眺め。今まで数々の塔にのぼってきましたが、ここもなかなかしんどかったです。せまいところを急な階段でぐるぐるのぼっていくのって、そしてまた下っていくのって、きついよね……。でもそれだけの甲斐がある景色でした。写真右側の小高いところはトームペアという丘。
旧市街の外はけっこう栄えてそう。
エストニア語…なのかな…。観光客だらけというのもあっていろんな言語が飛び交う街でした。ロシア語話者も多いみたいだしフィンランド人もいっぱい来るし、接客業大変だな~とぼんやり。やっぱりそういう国だと英語がちゃんと話せる人は多くなるんだろうな。
いろんな国の支配下にあった地域は全然ちがった様式の建築が共存しているのがおもしろいですね。
お店の外にこういう人形が立っているのをよく見かけました。寒くて店先に人間が立っていられないからかな、その気持ちはよくわかるなあ…
こんなところで。
あまりに寒いと人間思考が止まるし観光の気力も体力もなくなるということをこの旅行で学びました。
こうやって振り返ると、もっと歴史や地理のことを学んでからもう一度行きたいなと思います、もう少しあったかい時期に…!!というわけで、すっかり北欧に心を奪われたようなので、夏にまたどこか行けたらいいなと考えています。
次回の旅行はプラハ・ウィーンです。たのしみ~~